2020-09-14

スマートショッピングのエンジニア組織をEMとして振り返ってみた

hogemone / hamamoto

こんにちは、SmartShopping で Engineering Manager (以下EM) を担当している @hogemone です。本記事は前職メルカリでEMを担当した経験を活かし、SmartShoppingにEMとして入社1年経過後の振り返りになります。

  • はじめに
  • 振り返り
    • SRE担当EMとして入社 (2019年8月〜)
    • SmartMat Cloud リニューアルに向けた開発 (2020年9月〜)
    • SmartMat Cloud リニューアルリリース (2020年3月〜)
    • SRE/SaaS/EC担当EMとして役割変更 (2020年6月〜)
    • SmartMat Lite リリースに向けた開発 (2020年7月〜現在)
  • おわりに

はじめに

1年という期間の中での話ですが、開発組織をより良くしようとしている方々に少しでも参考になるようおな情報が残せれば幸いです。またそれぞれの対策や施策はCTO含め周囲のメンバーの協力のもとに実施しています。

振り返り

EMとして入社(2019年8月〜)

EMとして入社とはいえ、まだまだ比較的小規模な開発組織なので、自身もエンジニアとして開発に加わる前提で入社にはなります。また当時 SmartMat Cloud のリニューアルを予定している時期でもあったため、業務的にはまず既存コードを理解するところからはじめた記憶があります。

SmartMat Cloud リニューアルに向けた開発 (2019年8月〜)

他の記事でも紹介されていますが、リニューアルにあたりマイクロサービスアーキテクチャーでの開発や k8s や Ambassador, Telepresence, Datadog などの新しい技術やツールを導入の前職での経験をいかしつつ開発とそのサポートを行っていた時期になります。

やるべきことははっきりしておりまずはリニューアルを成功させるという点で、迷うことはなかったのですが、組織的には課題がまったくないわけでもなく、以下のような対策を実施していたと思います。

  • エンジニアの目標設定にOKRを導入
  • 1on1を定期的に実施
  • Meeting時に議事録を残す文化の醸成

SmartMat Cloud リニューアルリリース (2020年3月〜)

リニューアルリリース後においては、一部リリース後にまわした機能開発を対応を行いつつ、以下のような安定運用に向けた改善を中心に対応していたかなと思います。

  • マイクロサービス毎の担当を設定
  • KPT(Keep/Problem/Try)を実施し、改善のためのサイクルを設定
  • 仕様ドキュメントの整備推進(ただし継続課題

EMとしての担当範囲拡大 (2020年6月〜)

特定のチームとしてではなく、エンジニア全体のEMとして担当することになり、当初は新たに担当するチームメンバーと1on1するなかで、信頼関係の構築と環境が変わることによる不安の解消に割と時間をさいていたかなと思います。

またコロナウイルスの流行によって、リモートワークによる開発体制に移行したため、リモートワーク環境下における以下のようなコミュニケーション施策の実施を行っています。

  • Slack利用ガイドラインの設定
  • 毎朝15分から30分の間でチェックイン実施
  • 隔週でYWT(やったこと/分かったこと/次にやること)を実施し、コミュニケーションする機会を設定

SmartMat Lite リリースに向けた開発 (2020年7月〜現在)

SmartMat Cloud は事業者向けのプロダクトでしたが、SmartMat Lite は個人もしくは小規模事業者向けのプロダクトとして開発プロジェクトがスタートしています。なので一旦 SmartMat Cloud から、SmartMat Lite に軸足を寄せて、開発チームのサポートを行ってる状況です。

  • 組織チームとしてのKPTはあったが、プロジェクトチームとしてのKPTはなかったので実施するように設定
  • 仕様ドキュメントの整備推進(再び

おわりに

こうして振り返ってみるとやってきた対策や施策自体は特に目新しいものがあるわけではないですが、ちょっとずつ改善に向けて変化できてきたと思っています。現状を維持するのではなく変化しつづけることができる組織は強い組織になると信じています。

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